米アップルは22日午後(日本時間23日未明)からサンフランシスコでイベントを開催し、タブレット端末「iPad(アイパッド)」の新型を発表する見通しだ。
先月にアップルはiPhone5SとiPhone5Cこの2機種を発表した。人気が普通のiPhone5Cと比べて、iPhone5SはiPhone5の良い売れ行きを続けた。無論、相変わらずiPhone5SとiPhone5Cケースなどの関連アクセサリーの市場も促進した。
ステージではティム・クック最高経営責任者(CEO)をはじめ、幹部らがビデオや実演を交えて新製品を紹介するとみられる。
現行モデルよりさらに薄型、軽量化された新型iPadや、高解像度のRetinaディスプレーを搭載した小型版「iPad mini(ミニ)」の新モデルが発表されるとの見方が強い。どちらも処理速度の高速化が期待される。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)5s」に搭載された指紋認証システムが導入されるかもしれないが、可能性は高くない。新型のサイズはiPad4と旧iPad miniと比べて、基本的に変わらないと予想するから、iPad5アクセサリーとiPad mini2アクセサリーはiPad4と旧iPad miniのアクセサリーを続いて使えるはずだ。
イベントへの招待状に「カバーすることはまだたくさんある(We still have a lot to cover)」と書かれていたことから、米マイクロソフトのタブレット端末「サーフェス」のようなキーボード兼用カバーについての発表を期待する声も上がっている。
デスクトップパソコン「Mac Pro」の新モデルの発売日や次期基本ソフト(OS)の「OS X Mavericks」の情報が発表される可能性もあるが、腕時計型端末や次世代テレビは登場しないようだ。
この日はサーフェスの最新モデルが発売されるほか、フィンランドのノキアもウィンドウズRT8.1を搭載したタブレット端末を発表した。年末商戦を前に、シェア争いがますます激しくなりそうだ。