iPhone 5の後継機として期待を受けた「iPhone 5c」と「iPhone 5s」が発売されてから約2週間が経ちましたが、本体の傾きを感知するセンサーに問題があることが明らかになってきました。この問題は、ハードウェアであるセンサーそのものが原因とみられています。
誤差が発生しているのはiPhone 5sのみで、iPhone 4・iPhone 4S・iPhone 5ではほとんどそのような声は聞かれないとのこと。iOS 7にアップグレードした旧機種であっても問題は生じていないことから、原因はOSではなくハードウェアであることがほぼ確実視されています。この状況は、傾きセンサーを利用するゲームの動作にも悪影響を与えており、YouTubeには、センサーの誤作動によりレースゲームでクルマがまっすぐ進まない状況のムービーがアップされています。
ひょっとして、台となる机が平坦でないため、誤差が生じているのかもしれません。条件を同じにするため、位置を固定して再度測定してみた結果が以下のとおり。やはり同じ誤差が生じています。
わずかではあるもののiPhone 5sには表示の誤差が生じていることが分かりました。今回の実験では厳密に水平を出した上での計測ではないので断言はできませんが、3台のなかでは旧型のiPhone 5が一番正確な数値を示していると考えられると同時に、iPhone 5sの2台の間においても誤差が生じるという結果になりました。
iPhone 5sはこのように厳密な角度を測定する機器ではありませんが、利用する際には注意したほうがよさそうです。